企業名 一般財団法人ファインセラミックスセンター
所在地 愛知県名古屋市
事業内容 ファインセラミックスを主とする材料の研究・開発・評価(材料技術研究所)
従業員数 95名
導入サービス Microsoft Security
取材対応 事務局 樺山直子 様

導入によって、課題はこう変わりました

導入前の課題 / Before
  • 複数ベンダーのツール管理が煩雑
  • トラブル時の切り分けに時間
  • 対策の十分性を示す客観指標がない
導入後の効果 / After
  • 管理画面ひとつで一元把握
  • 端末の脆弱性を可視化し指示が可能に
  • メールの誤検知が減少し運用が円滑
この変化を実現した施策

Microsoft 365にセキュリティを統合

セキュアスコアで状態を数値化

SPBSが移行から保守まで
一気通貫支援

導入の背景について

Microsoft 365導入のきっかけは2019年頃、「メールサーバーの見直し」と「Office製品のバージョン管理の手間をなくしたい」という2点でした。 当初はこれらを解消するための限定的な利用を想定していたものの、実際に触れてみると非常に多くの機能があることが分かり、「せっかくなら自分の業務も効率化できないか」と、手探りで利用範囲を広げていったといいます。

大きな転換点となったのはコロナ禍です。Web会議の必要性が急激に高まる中、ちょうどTeamsの導入準備が進んでいたことが功を奏しました。 社員が新しいツールを積極的に受け入れ、業務のオンライン化がスムーズに進んだことで、Microsoft 365は単なるツールから「業務基盤」として社内に定着していきました

そうした中で、マイクロソフトのセキュリティツールへ統合する大きなきっかけとなったのが「管理の煩雑さ」でした。 複数のセキュリティツールを異なるベンダーや商社から調達していたため、年度ごとに問い合わせ先が変わったり、トラブル時の切り分けに時間がかかったりしていたのです。 管理者はツールごとに異なる管理画面・操作方法・サポート窓口をすべて把握する必要があり、運用負担は限界に達していました。

また、社内への説明責任という点でも課題がありました。「今のセキュリティ対策で本当に十分なのか?」と問われた際、客観的な指標がなく、他社比較や説明に苦慮していたといいます。 Microsoft 365であれば「セキュアスコア」などで数値を可視化でき、一定の基準を持って対策を講じることができます

樺山 様

「すでにMicrosoft 365の活用において、運用のノウハウ提供から日々のサポートまで一気通貫で支援いただいていた信頼感がありました。『ここならセキュリティの移行から、その後の保守対応まで任せられる』と確信し、統合への一歩を踏み出しました。」

導入の効果について

セキュリティ機能を統合してまず実感したのは、運用負担の劇的な軽減でした。 これまでは「どのアラートが来たら、どの会社の、どの窓口へ連絡するか」を判断するだけでも一苦労で、管理者個人のスキルに依存していましたが、 今はMicrosoft 365の管理画面ひとつで状況を一元的に把握・対応できるようになりました

樺山 様

「各端末のソフトウェアバージョンや脆弱性が一覧で可視化され、管理者側から具体的なアップデート指示を出せるようになりました。社員一人ひとりのデバイス状況を目視で把握するのは現実的に不可能でしたから、ここまで『見える化』できたのは期待を上回る効果でした。」

メールセキュリティについても、以前は誤検知や必要なメールの隔離対応に追われていましたが、導入後は精度が向上して誤検知が減少。 必要なメールの許可設定も管理画面から容易に行えるようになり、スムーズな運用が実現しています。

活用のポイント

導入効果を最大化できた背景には、ツールを限定的に使い始めたあと、業務基盤へと段階的に活用範囲を広げていった経緯があります。 コロナ禍でのTeams定着のように、社員が新しいツールを受け入れる土壌を整えながら進めたことが、その後のセキュリティ統合をスムーズにしました。

さらに、複数ベンダーに分散していたセキュリティをMicrosoft 365へ集約し、セキュアスコアという客観的な「ものさし」を持てたことが、運用負荷の軽減と社内への説明責任の両立につながっています。 移行から保守まで一気通貫で任せられるパートナーの存在も、統合を後押しする決め手となりました。

今後の展望について

セキュリティ基盤が整った今、次に注力したいのは「生成AI」の活用です。 社員の間でも関心は高まっているものの、無料ツール利用によるデータ漏洩リスクには不安がありました。 セキュリティを統合したことで、安全な基盤の上でAIを活用できる環境が整っています。

樺山 様

「管理者の問い合わせ対応負荷をAIで軽減しつつ、社員には安全な環境で業務効率化を進めてもらう。守りを固めたからこそできる『攻めのDX』を、これからも推進していきたいと思います。」

具体的には、データ保護の確実性を重視した選択肢として、Copilot Chatを含むMicrosoft 365 Copilotなどの生成AIを比較・検討していく予定です。 一部メンバーで試験導入しているMicrosoft 365 Copilotの活用に加え、「Copilot Studio」を用いた自社専用のAIチャットボット作成も目指しています。

--- 一般財団法人ファインセラミックスセンター様、取材のご協力ありがとうございました!

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