「自社サービスのキャッチコピーを考えておいて」
「○○について調べて、分析結果をWordにまとめて提出して」
――もし上司からこのような依頼がきたら、あなたはどう対応しますか?
自分の専門外の分野だったり、周囲に頼れる人がいなかったりする場合、「とりあえず検索してみよう」と思う方も多いのではないでしょうか。私自身、なんとなく検索を始めた結果、時間ばかりかかって、結局成果が出なかったという経験があります。
こうした課題を解決するために、今注目されているのが生成AIの活用です。なかでも、Microsoft 365 ユーザーであれば無料で使える「Copilot Chat」は、リサーチや資料作成の手間を大幅に減らしてくれる心強い味方です。
※本記事は2025年6月27日に公開された内容を、2026年1月に加筆・修正したものです。
この記事のポイント:
- Microsoft 365を契約済みなら、追加費用なしでCopilot Chatを今すぐ使い始められる
- 有料版との機能差を理解したうえで、無料版でできる範囲を最大限に活用できる
- プロンプトの「4つのお作法」を押さえるだけで、AIの回答品質が大幅に向上する
実は、Copilot Chatは無料で利用できます
Microsoft 365 Copilot の有料契約とMicrosoft 365 を契約しているだけで利用できる機能の違いをご存知ですか?
以下がMicrosoft 365 Copilot を有料契約する場合と、Microsoft 365 を契約しているだけで利用できる機能の比較表になります。(2025年6月時点)
簡単にまとめると、企業向けAIチャットツールは、Microsoft 365 を契約しているだけで「Copilot Chat」という機能を用いて利用することができます!

Copilot Chatの使い方
最新のアップデートにより、Microsoft 365 にログインすると、
「Copilot Chat」の機能ページが自動的に開くようになっています。

ここで、上司から依頼されている「自社サービスのキャッチコピー」について聞いてみます。

そうすると、このように5つのアイデアを瞬時に返答してきます。
そのため、「なんとなく検索しただけで時間ばかりかかり、結局成果が出なかった……」という事態を避けることができます。
さらに、返ってきた回答に対して追加の質問をすることで、より正確で実用的なアウトプットに仕上げることも可能です。
そこで何より重要なのが、「Copilot Chat」を最大限に活用するためのプロンプト(入力文)の書き方です。
次の章では、効果的なプロンプト設計のポイントをご紹介します。
プロンプトにはお作法(書き方)があります
プロンプトとは、AIにしてほしいことを端的に伝える「指示文」のことです。
例えば先ほど、「自社サービスのキャッチコピーを5つ考えて」とCopilot Chatに依頼しました。これがプロンプトです。
すでにCopilot Chatなどの生成AIを使っている方の中には、こんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。
・質問はしたけれど、思っていたのとは違う答えが返ってきた
・意図していた内容とズレた回答になってしまった
Microsoft社では、効果的なプロンプト作成のための4つのポイント、いわば“お作法”を提唱しています。
・目標(何を達成したいのか)
・コンテキスト(背景情報や状況)
・発生元(誰からの依頼か)
・期待(どのような出力を求めているか)
そこでお作法に沿って、「自社サービスのキャッチコピー」を作成するプロンプト例を工夫してみましょう。
<プロンプト例>
“あなたは、当社サービスのPR担当者です。商品コンセプトに沿って、顧客にポジティブな印象を与える短いキャッチコピーを5つ考えてください。キャッチコピーは、覚えやすく印象に残るものとし、前向きなメッセージを意識してください。”
そうすると、より質の高い回答が返ってきます。

このようにプロンプトの書き方次第で、回答の質や自分が求めている回答までたどり着く時間が変わってきます!
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まとめ
- Copilot ChatはMicrosoft 365契約者なら無料で利用でき、導入ハードルが低い
- 有料版と異なりOfficeアプリ内での利用はできないが、チャット活用で十分な効果を発揮する
- プロンプトは「目標・コンテキスト・発生元・期待」の4要素を意識して書くと精度が上がる
- Microsoftのプロンプトテンプレートを活用すれば、初心者でも品質の高い指示文を作れる
Copilot Chatは、特別な準備なく今日から使い始められるAIツールです。まずはプロンプトテンプレートを活用しながら試してみることで、リサーチや資料作成の効率化を実感できるはずです。
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