PCで使えるOutlookアプリには、以前から使われている「クラシック版Outlook」と、近年提供が進んでいる「新しいOutlook」の2種類があります。
複数種類のデスクトップアプリが存在するというのは、PowerPointやExcelなど、他のOfficeアプリではあまり見られない特徴です。
そのため、「新しいOutlookの方が良いの?」「クラシック版Outlookから切り替えるべき?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Microsoft 365の導入支援を行っている弊社内で、Outlookアプリの利用状況について簡単なアンケートを実施してみました。
この記事では、機能の優劣だけではなく、実際に使っている人の声をもとに、クラシック版Outlookと新しいOutlookの選び方を考えていきます。
この記事のポイント:
- 社内アンケートでは新旧Outlookの利用が半々に分かれた
- 「使いやすさ」は機能差よりも慣れや業務内容に左右されやすい
- クラシック版Outlookは少なくとも2029年まではサポートが続く見込み
新しいOutlookは本当に使いにくいのか?
Googleで「新しいOutlook」と検索しようとすると、「使いにくい」「戻す」といった候補が表示されることがあります。
▼「新しいOutlook」と入力したときの候補

私自身は、「新しいOutlookアプリ」を使っています。
個人的には大きな不便を感じておらず、むしろ見た目や操作感も含めて快適に使えています。
一方で、上記のようなネガティブな言葉が出てくるということは、違和感を持っている方も一定数いるはずです。
そこで、Microsoft 365を日常的に利用している社内メンバーに、どちらのOutlookを使っているのかを聞いてみました。
社内8人に聞いた結果、新旧Outlookは半々だった
弊社ではMicrosoft 365の導入支援を実施しております。もちろん、自社の業務でもMicrosoft 365を活用しています。
今回、部内のメンバー8人に対して、PCでOutlookを使用する際にどちらのアプリを多く利用しているかを調査しました。
結果は、以下の通りです。

社内ではクラシック版Outlookと新しいOutlookの利用がちょうど半分に分かれました。
少人数のアンケートではありますが、この結果だけでも、Outlookアプリの好みは人それぞれであることが分かります。
クラシック版Outlookを選んだ理由
クラシック版Outlookを使っているメンバーからは、次のような理由が挙がりました。
- こっちの方が使い慣れているため
- 「新しいOutlookは使いにくい」という情報を耳にしたことがあるため
- 予定アイテムのコピー&ペーストなど、キーボードショートカットを使いたいから
- 基本は使い慣れたクラシック版を使い、新しいOutlookにしかない機能を使うときはブラウザ版Outlookを使っている
クラシック版Outlookを選ぶ理由として多かったのは、慣れと業務上必要な操作ができることです。
特に、予定表操作やショートカットなど、細かな使い勝手に慣れているメンバーは、新しいOutlookに切り替えることで、かえって作業効率が落ちる可能性を考慮していました。
個人的に興味深かったのは、クラシック版Outlookを選んだメンバーには、比較的入社歴の長いメンバーが多かったことです。
今までずっと使ってきたクラシック版Outlookをそのまま愛用しているようでした。
新しいOutlookを選んだ理由
一方で、新しいOutlookを使っているメンバーからは、次のような理由が挙がりました。
- 「新しい」ということは、機能やUIが優れているだろうと考えたため
- 見た目がかっこいいから
- 動作が軽いと感じるため
- クラシック版は既に一通り使ったことがある。Microsoft 365のサポートや相談対応のため、自分でも使っておく必要があると感じたため
新しいOutlookを選ぶ理由として多かったのは、見た目(UI)や動作に関するものでした。
私自身は、新しいOutlookの方がシンプルなUIである印象を受けます。
また、「サポートや相談対応のため」というのは、Microsoft 365の支援を行っている立場ならではの意見ではないでしょうか。
クラシック版Outlookと新しいOutlookの主な違い
Microsoftの機能比較では、新しいOutlookはモダンなデザインやCopilot支援機能などを備えた新しい体験として紹介されています。一方で、クラシック版Outlookに存在する機能の一部は、新しいOutlookでは「部分的に利用可能」「サポートされていません」「今後」といった扱いになっているものもあります。
たとえば、以下のような違いがあります。
- オフラインサポートは、クラシック版Outlookが使用可能、新しいOutlookは部分的に使用可能
- PSTファイルのサポートは、クラシック版Outlookが使用可能、新しいOutlookは部分的に使用可能
- VBAマクロは、クラシック版Outlookでは使用可能、新しいOutlookではサポートされていない
新しいOutlookは将来性のあるアプリである一方、既存の業務フローやアドインに依存している場合は、すぐに切り替えると困るケースもあります。
クラシック版Outlookはいつまで使える?
「新しいOutlook」という名前から、いずれは新しいOutlookだけになる/クラシック版のOutlookは使えなくなってしまう、と考えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
クラシック版Outlookはすぐに使えなくなるわけではありません。
Microsoftは、クラシック版Outlookについて少なくとも2029年まではサポート継続を予定していると案内しています。
そのため、現時点では「急いで新しいOutlookへ切り替えなければならない」と焦る必要はありません。
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よくある質問(FAQ)
- Q新しいOutlookは本当に使いにくいのですか?
- A
必ずしもそうとは言えません。今回実施した社内アンケートでは、新しいOutlookを利用している人とクラシック版Outlookを利用している人がちょうど半数ずつという結果になりました。「使いやすさ」は機能だけでなく、慣れや業務内容等に左右されます。
- Q新しいOutlookとクラシック版Outlookはどちらを使うべきですか?
- A
正解はありません。業務内容に合う方を選ぶのがおすすめです。
新機能やシンプルな画面を重視するなら新しいOutlook、既存の操作感やアドイン連携を重視するならクラシック版Outlookが向いています。
- Qクラシック版Outlookはもうすぐ使えなくなるのでしょうか?
- A
現時点では、Microsoftは少なくとも2029年まではクラシック版Outlookをサポート継続予定と案内しています。(ただし、将来的には新しいOutlookへの移行が進むと考えられます)
まとめ
- 社内アンケートでは新旧Outlookの利用は半々だった
- 「使いやすさ」は機能だけでなく、慣れや業務内容に左右される
- クラシック版Outlookも当面は継続利用の選択肢になる
「新しいOutlookは使いにくい」という声を目にすることがありますが、今回の結果を見る限り、一概にそうとは言えません。
新しいOutlookを快適に使っている人もいれば、クラシック版Outlookを使い続けている人もいます。
どちらが正解かではなく、どちらが自分に合うかという視点で選ぶのが良いと言えるでしょう。
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