「メールサーバーをそろそろクラウドに移したい。でも Exchange Online って、単体で契約するのと Microsoft 365 に含めるのと、どっちが得なんだろう?」——プラン表を開いてみたものの、プラン1・プラン2・Business Basic・Standard と選択肢が並び、かえって迷ってしまう。

中小企業のIT担当者なら、一度は感じたことのある悩みではないでしょうか。しかも2026年には料金改定とメールボックス容量の拡張が重なり、これまでの選び方の“正解”が変わりつつあります。

この記事では、主要プランの料金と機能を比較しながら、自社に合った選び方を整理します。

この記事のポイント:

  • Exchange Online は「単体プラン」と「Microsoft 365 に含める」の2つの契約方法がある
  • 2026年夏の容量拡張で、Business系プランのメールボックスが100GBに倍増する
  • メール専用か、Teams・Officeも使うかで、選ぶべきプランは大きく変わる

Exchange Online とは? まず押さえたい基本

Exchange Online を検討するなら、まず「これはメールを動かすサーバー側のサービス」と押さえておくと迷いません。理由は、名前の似た他サービスと混同しやすいからです。

Exchange Online とは、Microsoft が提供する法人向けのクラウド型メールサービスです。自社でメールサーバーを構築・運用せずに、メール・予定表・連絡先・迷惑メール対策までをクラウドで利用できます。

混同しやすい用語を整理しておきましょう。

  • Microsoft 365 との違い:Microsoft 365 は Word・Teams なども含む“統合スイート”で、Exchange Online はその一部
  • Exchange Server との違い:Server は自社設置の“オンプレミス型”、Online はその“クラウド版”
  • Outlook との違い:Outlook は読み書きする“アプリ”、Exchange Online は配信・保管する“サーバー”

Exchange Online の料金・プラン比較

料金だけを見るなら単体プラン1が最安ですが、多くの中小企業では Microsoft 365 に含めた方が結果的にお得になります。理由は、わずかな月額差でTeamsやOfficeまで使えるようになるからです。

主要プランの料金・機能を比較します(2026年8月時点・年払い・税抜・ユーザー/月)

Exchange Online / Microsoft 365 プラン比較表
Exchange Online プラン1・プラン2・Microsoft 365 Business Basic・Business Standard の料金と機能の比較表
項目 プラン1 プラン2 Business Basic Business
Standard
月額(税抜) ¥599 ¥1,199 ¥1,049 ¥2,098
メールボックス 50GB 100GB 100GB 100GB
アーカイブ 50GB 1.5TB 50GB 50GB
DLP
訴訟ホールド
Web版Office
デスクトップOffice
Teams

※ 価格・容量は2026年8月時点(年払い・税抜・ユーザー/月)。メールボックス100GB化は2026年夏にかけて段階展開。最新情報はMicrosoft公式ページをご確認ください。

ポイントを整理すると次の通りです。

  • メール機能だけなら、最安のプラン1(¥599)が候補
  • Teams・Office もまとめて使うなら、Business Basic(¥1,049)が実質的な標準
  • デスクトップ版Officeをインストールして使うなら、Business Standard(¥2,098)
  • 大容量アーカイブ・法的保存が必要な場合は、プラン2(¥1,199)

資料では、各プランの機能差と自社に合う選び方をより詳しく整理しています。プラン選定でお悩みの方は、あわせてご確認ください。

2026年の重要アップデート:メールボックスが100GBに倍増

プラン選びの前に、2026年の変更点を必ず押さえておきましょう。Microsoft 365 の Business Basic・Standard・Premium のメールボックスが、50GBから100GBへ倍増します。この拡張は2026年夏にかけて段階的に展開されるため、反映のタイミングはテナントによって異なります。一方、単体のプラン1は対象外で50GBのままです。

これは選び方に直結する変化です。従来、メールボックスが50GBを超えたユーザーには、100GBのプラン2を買い足すのが定石でした。しかしBusiness系が100GBになったことで、容量だけを理由にプラン2を選ぶ意味は薄れます。ただしプラン2には自動拡張アーカイブやDLPなど固有の機能が残るため、解約前の確認は必要です。

あわせて料金改定もあり、Business Basic は ¥899 → ¥1,049 と値上げされました。既存契約は次回更新日から新価格が適用されます。

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よくある質問(FAQ)

Q
Exchange Online の料金はいくらですか?
A

単体プランはプラン1が月額¥599、プラン2が¥1,199です。Microsoft 365 に含める場合は Business Basic が¥1,049、Business Standard が¥2,098です(2026年8月時点・税抜・年払い)。

Q
プラン1とプラン2の違いは何ですか?
A

主な違いはメールボックス容量とアーカイブ容量、そしてDLPや訴訟ホールドといったコンプライアンス機能の有無です。法的なメール保存が必要ならプラン2が候補になります。

Q
単体プランと Microsoft 365、どちらを選ぶべきですか?
A

メールだけなら単体プラン1が最安です。ただしTeamsやOfficeも使うなら Microsoft 365 の方がお得で、容量も100GBに拡張されるため、多くの中小企業ではBusiness系が有力です。

まとめ

  • Exchange Online は「単体」と「Microsoft 365 に含める」の2つの契約
  • 2026年夏の段階展開でBusiness系のメールボックスが100GBに倍増
  • メール専用ならプラン1、Teams・Officeも使うならBusiness Basicが有力
  • デスクトップ版Officeを使うならStandard、大容量保存が必要ならプラン2
  • 料金・仕様は改定されるため、契約前に公式情報の確認

自社にとって最適なプランは、「今必要な機能」と「今後の拡張性」の両面から見えてきます。プラン選定に迷ったら、機能差を整理した資料もご活用ください。ご不明な点があれば、お気軽にお問い合わせください。

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