テレワークの導入やリモートワークの定着が進む中、人事部門は「社員エンゲージメントの維持・向上」という新たな課題に直面しています。社内コミュニケーションが希薄になり、部門間の連携や組織全体の一体感が薄れがちな状況をどのように改善するか。

本記事では、DXの推進や組織づくりについて、人事の視点から、Microsoft 365(以下M365)を活用して社員のモチベーションを高めるための具体的な3つの施策をご紹介します。

※本記事は2025年2月5日に公開された内容を、2025年11月に加筆・修正したものです。

この記事のポイント:

  • リモートワーク拡大によるコミュニケーション不足や「DX疲れ」が社員エンゲージメント低下を招く
  • TeamsとMicrosoft Vivaを活用することで、部門横断のつながりと帰属意識を強化できる
  • FormsとPower Automateを組み合わせれば、社員アンケートの自動集計と施策反映が効率化できる

リモートワーク時代における「コミュニケーション不足」の問題

リモートワークやハイブリッドワークを導入した企業では、「コミュニケーション不足」が深刻化しているケースが少なくありません。会議や雑談の機会が減り、オンラインツールも増えた結果、どのツールで何を共有するかが曖昧になって情報が分散しがちです。さらに、紙ベースの業務からデジタル化を進める過程で「うちの部門はこのツール、あちらの部門は別のツール」といった“個別最適”が広がり、業務プロセスがかえって複雑になっている場合もあります。

こうした状況が続くと、社員同士のやり取りがスムーズに行えず、プロジェクトの進捗やノウハウ共有が停滞します。人事担当者としては、社内アンケートを取って改善の糸口を探したいところですが、実施してもその結果を各部門に落とし込んで運用するまでには至らないケースが多いのも事実です。結果として、従業員のエンゲージメントが低下し、最終的には人材の流出や業務効率の悪化というリスクが生じる可能性があります。

放置すると危険な“DX疲れ”のリスク

デジタルトランスフォーメーション(DX)の重要性が高まる中、各企業がITツールの導入を急速に進めています。しかし、IT部門との連携やプロジェクトマネジメントの経験が少ない人事担当者がDX推進を任されると、どのツールを、どのように導入・運用すべきか迷いがちです。また、企業には変化に抵抗を示す社員も一定数おり、新しいシステムにストレスを感じて「DX疲れ」を起こす可能性もあります。

このDX疲れを放置すると、以下のような不利益が生じる恐れがあります。

  • 生産性の低下:ツールが乱立し、かえって業務が複雑化する
  • 社員エンゲージメントの低下:頻繁なシステム変更に対する不満や抵抗感が高まる
  • 帰属意識の希薄化:リモートワークが進むほど、組織の一体感が感じられなくなる

人事部門としては、こうしたリスクを回避するために、「導入するツールの選定基準」「社員を巻き込む段階的なDX計画」「導入後の運用サポート」など、総合的なアプローチが不可欠です。

Microsoft 365で解決! 社員エンゲージメントを高める3つの施策

そこで注目したいのが、クラウドベースでコミュニケーション、情報共有、セキュリティ管理などを包括的にサポートするMicrosoft 365です。以下では、M365を活用して社員エンゲージメントを高める具体的な3つの施策を見ていきましょう。

(1)コミュニケーションハブとしてのTeams活用

M365に含まれるTeamsは、ビデオ会議やチャット、ファイル共有が一元化できるコミュニケーションハブです。従来、メールや別のメッセンジャーツールを使い分けていた企業でも、Teamsに集約することで業務効率を高められます。また、オンライン会議だけでなく、部門横断の「チャネル」を作成すれば、部署を超えたノウハウ共有や雑談の場として活用可能です。社内コミュニケーションの活性化につながり、社員同士の帰属意識を強める効果が期待できます。

(2)Microsoft Vivaによる従業員エンゲージメントの向上

M365の拡張機能として注目されている「Microsoft Viva」は、社員の学習、コミュニケーション、ウェルビーイングを支援する総合的な“従業員体験プラットフォーム”です。たとえば「Viva Connections」では、企業内ポータルを通じて経営層からのメッセージや全社のお知らせを従業員がいつでも確認できるほか、部署やプロジェクトごとのコミュニティ機能でつながりを強化できます。

また、「Viva Insights」を活用すれば、組織全体の勤務状況や会議時間の傾向を把握し、働きすぎやコミュニケーション不足といったリスクを可視化可能です。これにより、一人ひとりの働き方を見直しながら、全社的に社員エンゲージメントやモチベーション向上を実現するための具体的なアクションを取りやすくなります。

※Microsoft 365のエンタープライズプランにより実現できる機能も含まれております。

(3)FormsとPower Automateでアンケートと業務改善を自動化

「社員アンケートは取っているけれど、結果を活かしきれていない」とお悩みなら、M365のFormsとPower Automateを組み合わせることで、回答結果の自動集計やレポート化が可能です。さらに、アンケート結果を受けてワークフローを自動的に立ち上げるなど、業務改善やエンゲージメント向上に直結するアクションをすばやく実施できます。アンケート結果を定期的に追う仕組みを整えれば、社員からのフィードバックをリアルタイムで施策に反映しやすくなります。

【事例集】働き方は、ここまで変わる。 導入事例7選

新しい機能を社内に浸透させる過程で、操作に関する問い合わせ対応や独自の運用ルールの乱立にお悩みの管理者様は少なくありません。本資料では、Microsoft 365の導入や運用定着、セキュリティ基盤の構築における実践的な事例集をご用意しました

・従業員規模別(300名以下・301名以上)の厳選した7つの成功事例をご紹介
・運用ルールの体系化や、社内SNS活用による組織活性化のヒントを収録

Microsoft 365 担当者様の負担軽減と、貴社のスムーズな運用定着を実現する一助としてぜひご活用ください。

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まとめ

  • ツール乱立や情報分散が続くと、社員エンゲージメント低下や人材流出につながるリスクがある
  • Teamsへの一元化で部署を超えたコミュニケーションが活性化し、帰属意識の向上が期待できる
  • Microsoft Vivaで組織全体の働き方を可視化し、エンゲージメント向上の具体的な施策を打てる
  • FormsとPower Automateの連携により、アンケート結果を即座に業務改善へ反映できる

社員エンゲージメントの向上は、ツールの選定だけでなく、段階的な導入計画と運用サポートが鍵を握ります。Microsoft 365の各機能を人事施策と連動させることで、リモート時代でも一体感のある組織づくりを実現できます。

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私たちは、数あるクラウドツールの中でもMicrosoft 365に特化して支援を行ってきました。
だからこそ、導入前の検討・設計から、移行、運用、社内への定着まで、企業が「つまずきやすいポイント」を熟知しています


【例えば、こんなご相談をよくいただきます】

  • 「導入したものの、一部の機能しか使えておらず、もっと業務効率化に活かしたい」
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