「見積メールの文面、毎回ゼロから考えていて時間が溶けていく」
「議事録づくりに30分、本来の営業活動に使いたいのに」
——従業員300名規模の企業で、営業現場からこんな声が上がっていませんか。
総務と兼任でIT全般を任され、リソース不足のなかAI活用の旗振りまで求められる。けれど高額なライセンスをいきなり全社展開するのは怖い。
そんな板挟みのIT担当者の方にこそ知ってほしいのが、追加コストなしで使える「Copilot Chat」です。
この記事のポイント:
- Copilot Chatは対象Microsoft365ユーザーが追加費用なしで使えるAIチャット
- 営業のメール・議事録・情報収集を即効で効率化
- そのまま使えるプロンプト例を業務シーン別に紹介
Copilot Chatは「無料で今すぐ」始められるAI
まず押さえておきたいのが、コストとセキュリティの安心感です。Microsoft 365 Copilot Chatは、対象のMicrosoft 365ライセンスを持つユーザーに追加コストなしで提供されているAIチャット機能で、Web公開情報とアップロードファイルを情報源として、文章作成・要約・翻訳・画像生成などを行えます。
- 既存のM365ライセンス内で使えるため、新規予算の稟議が不要
- エンタープライズデータ保護(EDP)が標準適用され、入力情報が外部学習に使われない
- ブラウザやTeamsからすぐ起動でき、現場の教育コストが低い
- 社内データ連携が必要になった段階で有償版へ段階移行できる
ChatGPT無料版との決定的な差は、このデータ保護の手厚さです。情報漏えいリスクを理由にAI利用を禁止していた企業でも、Copilot Chatなら現場展開のハードルが大きく下がります。

効率化①:見積・お礼メールを一瞬で下書き
営業マンが最も時間を費やしている定型業務がメール作成です。Copilot Chatに状況を伝えるだけで、丁寧で過不足のない文面が即座に生成されます。そのまま使えるプロンプト例です。
「初回商談後のお礼メールを作成して。相手は製造業の総務部長、商談では弊社の勤怠管理システムに興味を持っていた。次回オンライン面談の打診も自然に入れて、ビジネスメールの形式で」
「値引き要望への断りメールを、関係を損なわず代替案を添えて丁寧に書いて」
「展示会で名刺交換した見込み客への一斉フォローメールのたたき台を、3パターンの件名つきで」
ポイントは「相手の業種・役職・商談内容」を具体的に書くこと。背景情報が多いほど、コピペ修正が最小で済む精度の高い文面が返ってきます。
効率化②:議事録と長文資料を瞬時に要約
商談メモや長い社内資料の整理も、Copilot Chatの得意分野です。文字起こしテキストや資料ファイルをアップロードして指示するだけで、要点が整理されます。活用シーンとプロンプト例です。
「この商談メモから、顧客の課題・予算感・次回アクションの3項目を箇条書きで抽出して」
「アップロードした製品カタログを、営業トーク用に300文字で要約して」
「この長いメールスレッドの経緯を、初めて見る人にもわかるよう時系列で整理して」
会議直後の議事録づくりに30分かけていた作業が数分に短縮され、その分を顧客対応に回せます。
効率化③:商談前の業界・企業リサーチ
訪問前の情報収集は、できれば手厚くやりたいが時間が足りない代表的な業務です。Copilot ChatはWeb上の公開情報を参照できるため、下調べの初動を一気に加速できます。
「『〇〇業界 2026 課題』について、商談前に押さえるべきトレンドを5つ箇条書きで」
「この企業の公式サイト情報をもとに、提案で刺さりそうな切り口を3つ提案して」
「初回訪問で使える、相手が話しやすくなるヒアリング質問を10個作って」
調べた内容はあくまで下書きとして扱い、最終的な事実確認は人が行う——この役割分担を社内ルールにしておくと、安心して全社展開できます。
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よくある質問(FAQ)
- QCopilot Chatは本当に追加費用なしで使えるのですか?
- A
対象のMicrosoft 365ライセンスをお持ちのユーザーであれば、追加コストなしで利用できます。新たな予算の稟議が不要なため、AI活用の最初の一歩として始めやすいのが特長です。ただし、社内データとの連携など高度な機能には有償版への移行が必要になります。
- Q入力した情報が外部のAI学習に使われる心配はありませんか?
- A
エンタープライズデータ保護(EDP)が標準で適用されるため、入力した情報が外部の学習に使われることはありません。情報漏えいリスクを理由にAI利用を控えていた企業でも、現場に展開しやすい設計になっています。
- QChatGPTの無料版と比べて、何が違うのですか?
- A
最大の違いはデータ保護の手厚さです。Copilot ChatはEDPが標準適用され、業務利用でのセキュリティ面で安心感があります。すでにMicrosoft 365を契約していれば既存ライセンス内で使える点も、無料版との実務的な差になります。
まとめ
- 追加コストなしで使えるAIチャット機能
- メール作成・議事録要約・リサーチの即効効率化
- 具体的な背景情報を入れたプロンプトによる精度向上
- EDP標準適用による情報漏えいリスクを抑えた全社展開
- 社内データ連携が必要な場合の有償版への段階移行
リソース不足のIT担当者にとって、追加投資ゼロで現場の生産性を底上げできるCopilot Chatは、AI活用の最初の一歩として理想的です。まずは営業部門で小さく試し、効果を可視化してから展開を広げていきましょう。
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