「せっかく開催したセミナーなのに、アンケートの回答率が悪い」
「紙のアンケート結果をExcelに手入力する作業だけで、部下の貴重な時間が奪われている……」
社内の業務として、このような非効率な業務フローに頭を抱えてはいませんか?
依然として「紙」や「手入力」の文化が根強く残っている企業様も多く、これがDX(デジタルトランスフォーメーション)のボトルネックとなっているケースが少なくありません。
もし、普段お使いのMicrosoft 365に標準搭載されているMicrosoft Formsを使えば、こうした悩みは一瞬で解決します。
本記事では、IT担当者なら絶対に押さえておきたい「Microsoft FormsでのQRコード作成手順」を、実際の画面を見ながら3ステップで解説します。
この記事のポイント:
- Microsoft Formsを使えば、Microsoft 365内で安全かつ無料でQRコードを作成できる
- 外部向けには「すべてのユーザーが回答可能」設定が必須で、これを忘れると回答されない
- 紙アンケートの手入力作業を廃止し、リアルタイム集計とグラフ化が可能になる
無料のQR作成ツールは危険?Microsoft Formsを選ぶべき理由
「QRコードなんて、無料の生成サイトで作ればいいのでは?」
そう思われるかもしれませんが、企業のセキュリティ担当者としてはおすすめできません。無料サイトの中には、アクセス解析のためにトラッキングを行っていたり、リンクの有効期限が短かったり、最悪の場合は誘導先が改ざんされるリスクもゼロではありません。
Microsoft 365環境下のMicrosoft FormsでQRコード作成を行うメリットは以下の3点です。
1.セキュリティ:社内のMicrosoft 365テナント内で完結するため、情報漏洩リスクを最小化できる。
2.コストゼロ:既にあるライセンスで利用できるため、追加予算が不要。
3.データ連携:集計結果が自動でExcelやSharePointに蓄積され、分析が容易。
それでは、具体的な作成手順を見ていきましょう。
【画像付き】Microsoft Forms QRコード作成 3ステップ
今回は、「外部向けセミナーのアンケート」を作成し、その場でQRコードを発行する流れを実演します。
ステップ1:新しいフォームの作成
まず、Microsoft 365のメニューから「Forms」を開きます。
画面左上にある「新しいフォーム」をクリックしてください。

ステップ2:設問の追加(クイックスタート)
タイトル(例:セミナーアンケート)を入力すると、AIが自動的に適した設問を提案してくれる「クイックスタート」機能が表示されることがあります。
もちろん、手動で追加することも可能です。
・選択肢:満足度(大変満足~不満)などに使用
・テキスト:自由記述の感想に使用
・日付:生年月日や希望日程などに使用
直感的な操作でパーツを選ぶだけなので、マニュアル不要で誰でも作成できます。これが「社内へのツール浸透」を進める上での大きな強みです。

ステップ3:回答設定とQRコードのダウンロード
設問ができたら、いよいよQRコード作成です。ここが最も重要なポイントです。
画面右上の「回答を収集」ボタンをクリックします。
★【重要】外部向けセミナーの場合の設定
画像をよくご覧ください。デフォルトでは「組織内のユーザーのみ」になっている場合があります。外部の方に回答してもらう場合は、一番上の「すべてのユーザーが回答可能」を選択してください。これを選択しないと、QRコードを読み取ってもログイン画面が表示され、回答できません。
設定変更後、緑色のアイコンの中にある「QRコードのマーク」をクリックすると、その場で専用のQRコードが生成されます。
あとは右下の「ダウンロード」ボタンを押すだけ。この画像ファイルを、セミナーの配布資料やPowerPointのスライドに貼り付ければ完了です。

Forms活用で得られる3つの「業務改革」メリット
単に「アンケートが作れる」だけではありません。
FormsのQRコード活用は、情報システム部門が目指す「業務効率化」と「セキュリティ強化」に直結します。
1. 転記作業の廃止とリアルタイム集計
紙のアンケート回収後、総務や営業アシスタントが手入力していた時間は「ゼロ」になります。回答された瞬間にグラフ化されるため、セミナー終了直後の反省会で、すぐに顧客満足度を共有できます。これにより、意思決定のスピードが劇的に向上します。
2. シャドーITの防止
「手軽だから」という理由で、社員が勝手にセキュリティ基準の低い無料ツールを使ってしまう「シャドーIT」。IT部門として、公式に「Formsを使えば安全かつ簡単にQRコードが作れる」とアナウンスすることで、社員のリスクある行動を自然に抑止できます。
3. モバイル対応による回答率向上
Microsoft Formsはスマホやタブレットに最適化されています。PCを開くのが面倒な現場社員や、移動中の営業担当者でも、QRコードを読み取るだけでサクサク回答できるため、社内アンケートの回答率も大幅に改善します。
【事例集】働き方は、ここまで変わる。 導入事例7選
新しい機能を社内に浸透させる過程で、操作に関する問い合わせ対応や独自の運用ルールの乱立にお悩みの管理者様は少なくありません。本資料では、Microsoft 365の導入や運用定着、セキュリティ基盤の構築における実践的な事例集をご用意しました。
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まとめ
- 無料QR作成ツールには情報漏洩リスクがあり、社内利用には適さない
- Microsoft FormsならM365テナント内で完結し、追加コストもなく安全に運用できる
- 外部向けには「すべてのユーザーが回答可能」設定を忘れずに行うことが重要
- 回答結果が自動でグラフ化され、転記作業ゼロでスピーディな意思決定が可能になる
紙とExcel手入力に頼った業務は、DX推進のボトルネックになりがちです。Microsoft FormsでQRコードを活用することで、業務効率化・セキュリティ強化・シャドーIT防止の3つを同時に実現できます。
貴社のお悩みをお聞かせください
私たちは、数あるクラウドツールの中でもMicrosoft 365に特化して支援を行ってきました。
だからこそ、導入前の検討・設計から、移行、運用、社内への定着まで、企業が「つまずきやすいポイント」を熟知しています。
【例えば、こんなご相談をよくいただきます】
- 「導入したものの、一部の機能しか使えておらず、もっと業務効率化に活かしたい」
- 「自社の課題や働き方に合った、最適なライセンスプランや運用ルールを見直したい」
- 「全社へのツール定着や、情報システム部門の管理負担を軽減する方法を相談したい」
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「まずは現状のモヤモヤを聞いてほしい」といった些細なご相談でも構いません。ぜひお気軽にお声がけください。
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