「PCの容量を空けたいから、同期しているフォルダを整理しよう」

——エクスプローラー上でSharePointの同期フォルダを「削除」したら、SharePoint上の共有データまで消えてしまった……。

これは中小企業のIT担当者からよく寄せられるトラブルです。正しい手順を知っておけば、こうした事故は簡単に防げます。本記事では、SharePoint同期の安全な解除方法を3ステップでわかりやすく解説します。

この記事のポイント:

  • 同期フォルダをそのまま削除するとSharePoint上のデータも消失する
  • 安全な解除はOneDrive設定の「同期の停止」を先に行うのが鉄則
  • 子フォルダ同期中は親フォルダを重ねて同期できない点にも注意

同期フォルダの「削除」と「同期の停止」はまったく別の操作

SharePointのドキュメントライブラリをエクスプローラーに同期すると、PC上のフォルダとSharePointは鏡のような関係になります。

  • 同期中にフォルダを削除した場合:SharePoint側のデータも削除され、他のユーザーもアクセスできなくなる
  • OneDriveで「同期の停止」を実行した場合:PCとSharePointの接続だけが切れ、エクスプローラー上で削除をしてもSharePoint上のデータはそのまま残る

同期した状態でエクスプローラーから削除した場合、SharePointの共有フォルダごとデータが失われてしまいます。
不要なフォルダの整理や同期のやり直しをしたいときは、必ず「同期の停止」の実施を先に行いましょう。

SharePoint同期を安全に解除する3つのステップ

データを守りながらPC上の同期フォルダを整理する手順は以下のとおりです。

STEP1.OneDriveの設定を開く

  • タスクバー右下のOneDriveアイコン(青い雲マーク)をクリック
  • 歯車マーク > 「設定」を選択

STEP2.「アカウント」タブから同期を停止する

  • 「アカウント」で現在同期中のSharePointライブラリ一覧が表示される
  • 対象のライブラリ横にある「同期の停止」をクリック

STEP3.エクスプローラーからフォルダを削除する

  • 同期が解除されると雲マーク(同期アイコン)が消える
  • この状態であれば、フォルダを削除してもSharePoint側のデータには影響しない

子フォルダの同期中は親フォルダを同期できない

「最初はプロジェクト単位のフォルダだけ同期していたが、やっぱり上の階層も同期したくなった」というケースもあります。

SharePointの同期は、子フォルダが同期中だと親フォルダを重ねて同期することができません。そのため、子フォルダの同期をすべて解除してから、親フォルダの階層で再設定する必要があります。

上記の「安全な解除手順」はこのケースにもそのまま使うことができます。

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よくある質問(FAQ)

Q
SharePointの同期フォルダをそのまま削除したらデータはどうなるの?
A

同期中のフォルダをエクスプローラーで削除すると、SharePoint上のデータも削除されます。他のユーザーもアクセスできなくなるため、必ずOneDrive設定から「同期の停止」を先に行ってからフォルダを削除してください。

Q
SharePointの同期を解除したら、クラウド上のファイルも消えてしまうの?
A

いいえ、OneDriveの設定から「同期の停止」を行った場合、SharePoint上のデータはそのまま残ります。同期解除後にPC上のフォルダを手動で削除しても、削除されるのはPC上のローカルコピーだけです。

Q
SharePointで子フォルダだけ同期しているときに親フォルダを同期する方法はある?
A

子フォルダが同期中の場合、親フォルダを重ねて同期することはできません。一度すべての子フォルダの同期を解除し、改めて親フォルダの階層から同期を再設定してください。

まとめ

  • SharePoint同期フォルダをそのまま削除するとクラウドデータも消える
  • 安全な解除は「OneDrive設定 → 同期の停止 → フォルダ削除」の順
  • 子フォルダ同期中は親フォルダを重ねて同期できない 

SharePointのエクスプローラー同期は便利な機能ですが、解除の手順を誤ると重大なデータ損失につながります。「同期の停止が先」というシンプルなルールを社内に周知するだけで、トラブルを未然に防ぐことができます。

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